自宅で仕事をするには、アルバイトや業務委託などさまざまなスタイルがあります。
自分に合っている働きかたがわからない、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
働きかたを決める上で大切なのは、「安定性」「自由度」など何を優先するのかを考えることです。
この記事では、在宅勤務のスタイルにはどんな種類があるのか、それぞれメリットとデメリットを紹介します。
在宅ワークの働きかたに迷われている方はぜひ参考にしてみてください!
- 自宅で仕事をするにはどんな働きかたがあるか知りたい
- 自分に合った働きかたのスタイルがわからない
自宅で仕事をする在宅ワークとは?
在宅ワークとは、自宅を勤務地として行う仕事のことです。
近年では「働き方改革」によって、個々の事情に応じた柔軟な働きかたを選べるように、在宅勤務を導入する企業もふえています。
在宅勤務は、完全に自宅で仕事できる場合と、週に何日かは出社する場合があるなど企業によって異なります。
在宅勤務に似た言葉として、「リモートワーク」「テレワーク」があります。
「リモートワーク」「テレワーク」は、正確には “場所や時間にとらわれない働きかた” であり、在宅勤務よりも広い意味の言葉になります。
また、一口に在宅勤務といっても、さまざまな働きかたがあります。
ここからは、自宅でできる仕事のスタイルごとの特徴や、メリットデメリットを解説していきます。
在宅でアルバイトをする
在宅勤務でのアルバイトは、企業と雇用契約を結んだ上で、「アルバイト・パート」「派遣」などとして働くスタイルです。
会社の一員として働くため、一般的には会社員として扱われます。
アルバイトを始めるには、ハローワークから応募する、「indeed」「タウンワーク」などの求人サイトから応募する、求人エージェントに登録して仕事を紹介をしてもらうなどの方法があります。
在宅でアルバイトのメリット
在宅勤務でアルバイトをするメリットは、給与という形で毎月収入が入ってくるため、収入面で安定しているという点でしょう。
また、アルバイトは会社員なので確定申告を自分でする必要もなく、税金に関する手続きなども会社が行ってくれるのがメリットといえます。
事務処理や手続き系を会社がしてくれるのはラクです
在宅でアルバイトのデメリット
在宅勤務でアルバイトをするデメリットは、会社の一員として企業に属しているため、仕事の内容に関しても指示された業務をこなすことが多く、自由度が少ないという点です。
また、アルバイトだと完全に在宅での勤務は認められない場合があります。
週に1〜2日程度は出社しなければならない、といったケースもあるため応募する際には希望条件を確認しておくといいでしょう。
働きだしてからだと言いにくいですからね
在宅でアルバイトに向いている人
在宅勤務でアルバイトするのには、こんな人が向いているといえます。
・業務の自由さより安定収入を優先したい
・税金の手続きなどは会社にまかせたい
業務委託で企業から仕事を請ける
業務委託で企業と契約を交わすことで、仕事を受注するスタイルです。
業務委託とは、雇用関係のない企業から委託された業務を行い報酬をもらう働きかたのことです。
会社に属していないため、フリーランスと呼ばれるのもこの働きかたです。
私もフリーランスでWeb系の仕事をしています
業務委託で働くには、企業の求人に応募するほか、クラウドワークス・ランサーズ・ママワークスなどのクラウドソーシングに登録して働く方法もあります。
業務委託で働くメリット
業務委託として働くメリットは、会社に属さないため、企業と対等な関係で働けるという点です。
会社員として働く場合、上司に言われたことは嫌でもやらないといけない、希望した勤務条件で働かせてもらえないなどのストレスを感じることがあります。
業務委託なら社内の人間ではなく外注・委託先の扱いになるため、企業と対等な立場で自分の意見や仕事の希望を伝えやすいというメリットがあります。
また、業務委託なら完全在宅で働けることが多いのもメリットです。
週2〜3日など常駐の形で働ける会社の場合は、安定した収入を得られるでしょう。
業務委託で働くデメリット
業務委託のデメリットの一つは、会社員ではないので社会保険や厚生年金に加入できないという点です。
確定申告など税金の手続きも自分で行うため、面倒に感じることもあるでしょう。
私も毎年、確定申告の時期はソワソワします
また、ある程度は希望を伝えやすいとはいえ、企業の仕事をするため業務上の決められたルールには従う必要があります。
完全に自分の思うように働くことはできず、業務での自由度は低いといえます。
業務委託に向いている人
業務委託で働くには、こんな人が向いているといえるでしょう。
・会社に属さないで対等な立場で働きたい
・確定申告など事務処理を自分でできる
個人事業をする
個人事業は、事業主として開業して仕事をするスタイルです。
業務委託と同じようにフリーランスとも呼ばれます。
業務委託と異なるのは、企業から仕事を請けるのではなく個人で開業して事業を行うという点です。
個人事業を始めるには、開業届などの必要書類を税務署に提出する必要があります。
個人事業のメリット
個人事業のメリットは、なんといっても自由度が高く、すべて自分の裁量で働けることでしょう。
もちろん、完全在宅など自分の好きな勤務スタイルでの仕事ができます。
事業が軌道に乗れば、事業を展開して、高収入を得られる可能性があるのも魅力です。
ただただ夢が広がる
個人事業のデメリット
個人事業はすべて自分の名前と責任で事業を行うため、最初は知名度も低く、会社に比べると信用性や安定性に欠けるといえます。
また、会社を立ち上げて法人化しない限りは、社会保険や厚生年金に加入できないのもデメリットです。
健康保険料や年金の納付、確定申告など税金の手続きもすべて自分で行わなくてはいけません。
夢の代償ともいえるでしょうか…
でも貴重な経験になります
個人事業に向いている人
個人事業をするには、こんな人が向いているといえるでしょう。
・自分の好きなように自由に働きたい
・失敗しても諦めずに継続できる
・スケジュール調整や事務処理など自己管理を行える
仕事で優先したいこと応じて働きかたを選ぼう
ここまで、自宅でできる仕事のスタイルをご紹介してきました。
在宅勤務のスタイルを決める時は、安定性や自由度など、仕事でどんなことを優先したいのかを考えるのが大切です。
在宅ワークなら通勤の負担もないので、家事の合間などスキマ時間にも働けるのが魅力ですよね。
あなたの希望に合わせた自宅での働きかたを選んでみてください!