フリーランスに興味はあるけど、なかなか決心がつかないということもありますよね。
私は以前は制作会社でWebデザイナーとして勤めていましたが、業務の多忙さや人間関係のストレスなどから病気を発症してしまいました。
不安でいっぱいでしたが、フリーランスになる決意をして、個人で仕事を始めるまでの経緯をお話しします。
フリーランスとして独立を考えていらっしゃる方は、ぜひ参考にしてみてください。
- 会社の業務や人間関係でストレスがあり、独立を考えている
- フリーランスになる方法や注意点を知りたい
- 未経験でスキルもないけどフリーランスに興味がある
- 自分のペースで仕事をしたい
フリーランスの働きかたは?
「フリーランス」とは、特定の企業や団体に所属せずに、個人で契約を結んで仕事を請け負うスタイルのことです。
一口にフリーランスといっても、業務委託や個人事業など、さまざまな働きかたがあります。

個人で仕事を受けているのがポイントです
フリーランスの働きかたの違いについては、こちらの在宅ワークの記事で詳しく紹介しているので参考にしてみてくださいね。


私がフリーランスになるまでのステップ


私は会社員時代、Webデザイナーの仕事をしていたのですが、ある出来事をきっかけに独立を考えるようになりました。
フリーランスになることを決意してから、1人で仕事を始めるまでの経緯をご紹介します。
STEP1.会社員の時に病気を発症…独立を決意
そもそも私がWebデザイナーになったのは、職業訓練に通ったことがきっかけでした。
元々Webやデザインなどに関して未経験だった私ですが、子供の頃から絵を描いたりパソコンを触ったりするのは好きで、ハローワークでWebデザインの職業訓練を紹介されて興味を持ち応募することに。
半年間の職業訓練を経たあとに、Web系の制作会社に就職してWebデザイナーになりました。
Webデザイナーになってからは、企業のホームページやバナー(画像広告)などのデザインをひたすらこなす日々でした。
Web以外にもチラシやDMなど、紙の広告物の制作なども担当していました。



やれと言われた仕事はがむしゃらにやってきました


最初はデザインの基礎もままならずに悩む日々でしたが、本で勉強したり良いデザインをたくさん見て学んだりして、徐々に周囲からもスキルを認められるようになりました。
そして私はWebデザイナーからWebディレクターへ昇格しました。
Webディレクターは、取引先から仕事を受注したり、プロジェクトのスケジュールを組んだり、企画や構成を作ったりとさまざまな仕事を行います。


大きい会社であれば、Webディレクターは専門の人がいることが多いですが、私が勤めていたのは少規模の会社で、人手が足りないためにWebデザイナーとWebディレクターを兼任することになりました。
その結果、Webデザイン業務に加えてディレクション業務も増えて、多忙を極めることに…。



取引先との電話対応や打ち合わせでのプレゼンなど、苦手なことが多くてつらかったです
打ち合わせなどでは緊張して話す内容が飛んでしまい、上司に怒られることも増えていきました。
そしてある日、朝起きて会社にいく準備をしている途中、突然の激しい腹痛に襲われました。
その時はお腹でも壊したかな?くらいに思っていたのですが、その腹痛はほぼ毎朝、決まった時間に起こるようになったのです。



だいたい会社に行く日の朝、家を出る前や職場に向かう途中です


ひどい時は痛みで立ち上がれないほどだったので、会社を休んで病院に向かうと、医師から告げられたのは「過敏性腸症候群」という病名でした。
病気を発症してからは、会社を休むことや早退することが増えて、それまで通り勤務することが難しくなりました。
気持ちもどんどん落ち込んで、自律神経がうまく働かなくなり、めまいや不眠、頭痛などの症状も出てきました。


心身ともに限界を感じた私は、さまざまな選択肢を考えた結果、会社を退職してフリーランスとして独立することを決めました。
STEP2.フリーランスの仕事内容と売上目標を立てる
フリーランスとしてやっていくことを決めたものの、具体的にどんなふうに仕事をしてどれくらい稼げるのか?など頭の中は不安だらけでした。
Webデザインのスキルがある程度身についたとはいえ、どうやって仕事をとってくるのか?という問題に立ち向かわなくてはいけません。
また、Webデザインといっても、Webサイトを作るのか、バナーや画像作成をメインにするのかなど、仕事の内容によっても受注方法や単価が変わってきます。
どこで仕事を受注して、なんの仕事をどれだけの量こなして、いくら収入を得るか、といったことを自分で考えて計画していく必要があるのです。
月々に必要な収入を計算する


まずは、生活するために月々どれくらいの金額が必要なのかを計算してみました。
できるだけ支出をおさえるために、削れる費用は徹底的に削りました。



外食や洋服を買うのはしばらくガマンしました
最低限、これだけは稼ぎたいという金額を設定します。
月に最低どれくらい稼ぎたい?
例:15万円
次に、毎月その金額を得るためにはなんの仕事をするか?を考えて、収入の相場を調べます。
私の場合はWebデザインだったので、Webデザインの単価の相場を調べました。
Webサイト制作:15万円 〜 20万円 / 6ページ
バナー作成:1万円 〜 4万円 / 個
単価の目安がわかったら、自分が仕事を受ける価格の単価を設定し、希望する収入に合わせて月にどれくらいの量をこなすかを決めました。
月にどれくらいの量をこなす?
例:Webサイト制作なら 1本 / バナー作成なら 4〜15本
仕事を受注する方法を考える


次に、仕事をどうやってとってくるか?についてです。
私の場合は、信頼関係を築いていたクライアント(お客様)がいて、退職することを告げると、その方自ら直接仕事を依頼したいとありがたいお声がけをいただけました。
もし会社員時代からの取引先やお得意様がいるのなら、連絡して仕事を紹介してもらうというのもひとつの方法です。
また、職場の仲のいい同僚や同業種の知人がいれば、相談してみるのもいいと思います。



同じ業種なら会社同士のつながりがある場合も多いので、仕事を紹介してもらえることがあります
もし全くの未経験や、紹介してもらえる会社や人がいないという場合は、クラウドソーシングに登録するのがおすすめです。
ランサーズやクラウドワークス、ココナラなどです。



私もランサーズなどのクラウドソーシングを併用しています
その中でいくつか仕事を受注してみて、経験を積んでいけば、信用が高まり仕事をもらえる機会が増えていくと思います。
STEP3.当面の生活費のためにアルバイトに応募する


フリーランスの仕事内容と収入の計画を立てたものの、最初から目標通りの収入を得られるとは限りません。



最初は思うように稼げませんでした…
そこで、まだ会社員でいるうちに、休日や有給を利用してアルバイトの求人に応募することにしました。
アルバイトの業種もたくさんありますが、やはり自分の得意なことを活かしたほうが働きやすいと思います。
応募の際には、週2〜3日など、必要な収入に合わせて勤務の希望を伝えます。



後でトラブルにならないために、自分の要望はしっかり伝えました
休日などに面接を受けに行っていましたが、なかなか受からなかったです。
フリーランスを決意した時、私は30歳になっていたので、学生が多く働いているようなバイトには採用してもらえませんでした…(飲食やレジャー系など)。


5社目ほど応募して、ようやくECサイト制作の会社のアルバイトとして採用をいただけました。



何はともあれ、バイトが決まってよかった
STEP4.アルバイトの採用と同時に退職届を提出


無事にアルバイトの採用が決まり、アルバイト開始の日程が決まったら、私はすぐに会社に退職届を提出しました。
退職届は、会社にもよりますが退職日の1ヶ月ほど前までには提出する必要があります。
退職届を会社に受理してもらうと、その瞬間なんだか気持ちがラクになったのを覚えています。
また、有給が10日分残っていたため、それも退職日までにできるだけ消化することにしました。
退職日から逆算すると、最終出社日は実質2週間後くらいでした。
その間に担当していた業務の引継ぎなどを行いました。



辞めると決まってからは思いのほか早かったです
会社を辞めたいけど、退職する意思を伝えるのも難しい時もあるのではないでしょうか?
仕事が忙しかったり、精神的なプレッシャーがあったりして辞めると言い出しにくい…。
そんな時は、退職代行サービスに頼るのも一つの方法です。
思い詰めて無理するのではなく、自分を守ることをぜひ優先してくださいね。
>>退職代行サービスを見てみるSTEP5.会社員のうちにできる準備をしておく
退職するまでの約1ヶ月のあいだに、会社の業務引き継ぎのほかに、会社員のうちにやっておいたほうがいいことがあります。
クレジットカードの申し込みや、引っ越しの予定があれば賃貸契約、車の購入予定があればローン契約などです。
金融関係の審査などは、会社員のうちになるべく済ませておくとスムーズです。
STEP6.開業届を提出して、フリーランスに
会社の引き継ぎを済ませて最終出社日の勤務を終え、ついに退職日を迎えました。
翌月には税務署に開業届を提出して、晴れてフリーランスの個人事業主になることができました。





不安もありましたが、それ以上に喜びが大きかったです
フリーランスになってすぐは、思うように仕事の依頼や売上を得られませんでした。
ですが、週に2〜3日のアルバイトをしていたため、最低限の収入は確保できていました。



まさに生活防衛資金です…
理想をいうなら、半年〜1年程度は無収入でも生活できるような貯金があると安心です。
ただ、毎月毎月金額が減っていく預金通帳を見るのは怖いものです。
私はアルバイトすることで、小額でも毎月決まった収入があるほうが精神的に落ち着くのでそうしていました。
しばらくはクラウドソーシングなどを利用しながら、個人の仕事でも少しずつ収入を得ていました。
ある時から、特定の会社の業務委託でWeb関係の仕事を請け負うようになり、その頃からだんだんと収入が安定してきました。
フリーランスになるための準備
私のフリーランスになった経緯をお話ししたところで、少し前に話を戻します。



ここまで長かったですね…
フリーランスになるためには、事前にやっておいたほうがいいことが他にもあるので、それをご紹介します。
業務実績をまとめておく


まずはこれまでの業務実績をまとめることです。
私はWebデザイナーとして働いてきたので、今まで作ったWebサイトやバナーなどの制作実績をまとめて、それを人に見せるためのポートフォリオサイトを作成しました。
クラウドソーシングに登録する際も、制作実績があるほうが信頼度が上がり依頼されやすくなります。
人脈をつくる
それから、いざフリーランスになってから路頭に迷わないためにも、できるだけ人脈を作っておくことも大切です。
私は今まで業務でお世話になった方に挨拶とお礼を伝えて、よかったら今後も個人としてお付き合いさせてください、とさりげなく営業もしてみました。
身の回りの人や出かけたお店などでも、どこかに仕事のチャンスはないか?と目を光らせておきます。
TwitterやインスタグラムなどのSNSで、フリーランスになることを情報発信するのもいいと思います。



私はSNSはあまり得意じゃないのですが、始めてみようと思っています
余裕があれば、以下のものも用意しておくと実際の仕事を始めやすいですよ。
- 名刺
- 契約書や請求書などの書類のテンプレート
- 事業内容をまとめたパンフレット(営業の時などに渡すと、事業を理解してもらいやすい)
▼ 無料会員登録募集中 / 独立開業・フランチャイズ加盟の総合情報サイト [ アントレnet ]


できることから少しずつ準備しよう
私が会社員からフリーランスになることを決意して、個人で仕事をするまでの経緯をお話ししました。



苦労も多かったですが、今はわりと余裕を持って働けています
フリーランスになるための第一歩は、自分がどんな特技を持っているかを考えて、どんな仕事ができるか計画を立てることです。
会社員のうちにできる準備を進めておくのも大切です。
収入が安定するまでは、副業やアルバイトなどで他の収入源を確保しておくと安心ですよ。
あなたに合った形で働けることを応援しています♪